ボクシンググローブおすすめ|初心者向けの選び方を元プロが用途別に解説

ボクシンググローブおすすめ|初心者向けの選び方を元プロが用途別に解説

ボクシングを始めるとき、意外と迷うのがグローブ選びです。

「初心者なら安いグローブでいい?」

「最初からWinningを買った方がいい?」

「何オンスを選べばいい?」

ただ、私は「初心者だからこのグローブがおすすめ」と一括りにするのは少し違うと考えています。

フィットネスとしてボクササイズを楽しみたい人と、本格的にボクシングを始めたい人では、グローブに求めるものが違うからです。

私は約10年間ボクシングを続け、そのうち約7年間プロとして活動しました。

これまで実際に使ってきたのはWinning、REYES(レイジェス)、TWINS。現在はキックボクシングジムでZHENGTUも使っています。

この記事では実際の使用経験も交えながら、目的別にボクシンググローブの選び方を紹介します。


目次

結論|初心者は「何をするか」でグローブを選ぼう

先に結論です。

私なら「初心者だから」という理由だけでグローブを選びません。

何を目的に使うのかから考えます。

目的購入候補
フィットネス・ボクササイズBODYMAKER・adidas・Reebok・VENUM
本格的にボクシングを始めるWinning・REYES・ISAMI・PRIZE RING・VENUM
キックボクシング・ムエタイTWINS・ZHENGTU
長く本格的に使いたいWinningなど

これは性能ランキングではありません。

週1回のフィットネスと、将来的に試合を目指して週に何度も練習する人では、グローブに求めるものが変わります。

「初心者かどうか」より「何のために使うのか」。

まずここから考えると選びやすくなります。


ボクシンググローブを選ぶ4つのポイント

1.フィットネスか、本格的なボクシングか

最初に考えたいのが目的です。

ダイエットや運動不足解消のためのボクササイズなら、価格や購入しやすさを重視してもいいと思います。

一方、将来的にスパーリングや試合まで考えているなら、使用頻度や耐久性だけでなく、パンチを打ったときに拳へ伝わる感覚も重要になってきます。

目的が違えば、選ぶグローブも変わります。


2.何オンスを選ぶか

ボクシンググローブには8oz、10oz、12oz、14oz、16ozなどがあります。

私自身、Winningでは8ozをサンドバッグ・ミット打ち、14ozをスパーリングで使用していました。

ただし「初心者だから○oz」と単純に決められるものではありません。

用途や体重、ジムのルールによっても変わるため、初めて購入する場合は通っているジムに確認するのが確実です。

ボクシンググローブは何オンス?初心者・ボクササイズ向けの選び方

3.練習やフィットネスならマジックテープ式がおすすめ

グローブには大きく分けて、紐で締めるタイプとマジックテープ(面ファスナー)で固定するタイプがあります。

普段の練習やフィットネスで自分用として使うなら、私はマジックテープ式をおすすめします。

理由は着脱が簡単だからです。

ジムでは、

グローブを着けてサンドバッグ

外して別のトレーニング

またグローブを着ける

ということもあります。

紐式は一人できれいに締めるのが難しく、誰かに締めてもらう必要があります。

マジックテープ式なら自分で簡単に着脱できるため、普段の練習では使い勝手がいいです。


4.値段だけでなく使用頻度も考える

週1回のフィットネスと、週5~6回の本格的な練習では使用頻度が大きく違います。

「高いグローブだから正解」

「初心者だから安いグローブで十分」

と考えるのではなく、どのくらいの頻度で、どんな練習に使うのかまで考えて予算を決めるのがおすすめです。


フィットネス・ボクササイズにおすすめのグローブ

フィットネス目的なら、私は最初から高価なグローブを買う必要はないと思います。

今の自分なら、

BODYMAKER・adidas・Reebok・VENUM

などから検討します。

なお、この4ブランドのグローブは私自身が実際に使用して比較したものではありません。

そのため、打ち心地や耐久性をランキングするのではなく、購入候補にする理由を紹介します。


BODYMAKER|価格を抑えて始めたい人の候補

フィットネス目的なら、私ならBODYMAKERを最初に確認します。

BODYMAKERは格闘技用品だけでなく、トレーニングやフィットネス用品も幅広く扱っているブランドです。

そのため、

「ボクササイズを始めたいけれど、いきなり高価なグローブを買うのは迷う」

という人でも検討しやすいと思います。

私は実際に使用していないため、打ち心地や耐久性については評価しません。

BODYMAKERのグローブを見る


adidas・Reebok|馴染みのあるスポーツブランドから選びたい人に

adidasやReebokは、ボクシングをしたことがない人でも知っている人が多いスポーツブランドでしょう。

adidasはアマチュアボクシングでも馴染みがあり、プロボクシングでも使用例があります。

Reebokにも比較的手を出しやすい価格帯のフィットネス向けグローブがあります。

どちらも私自身は使用していないため、使用感については評価しません。

ただ、フィットネスから始める人が購入候補にするブランドとしては選択肢に入ると思います。

adidasのグローブ①を見る
adidasのグローブ②を見る
Reebokのグローブを見る


VENUM|フィットネスから本格派まで選択肢がある

VENUMは少し立ち位置が違います。

比較的手を出しやすい商品から本格的な格闘技用品まで展開しているため、フィットネスから始めて、今後本格的に続ける可能性がある人にも候補になります。

元世界王者ホルヘ・リナレスが製品開発に関わった例もあり、ボクシングとの関わりも深いブランドです。

こちらも私は使用していないため使用感は評価しませんが、今の自分がこれから始めるなら購入候補に入れます。

VENUMのグローブを見る


本格的にボクシングを始めるなら「拳に伝わる感覚」も大切

本格的にボクシングを始め、将来的に試合を目指すのであれば、私はグローブ選びでパンチを打ったときの感覚も大切にします。

例えば、

拳のどの部分で捉えたのか。

拳から対象物へどう力が抜けていったのか。

パンチの力がきれいに伝わったのか。

ボクシングを続けていくと、こうした細かな感覚をミットやサンドバッグを打ちながら確認するようになります。

だからこそ、本格的に競技をするのであれば、私はWinning、REYES、ISAMI、PRIZE RINGなど、実際のプロボクシングでも使われているブランドを候補に入れます。

「プロが使っているから高級品を買おう」という意味ではありません。

本番とかけ離れた感覚の道具だけで練習するより、実際の競技環境を意識した道具で日頃から練習することにも意味があると考えているからです。


Winning|実際に8ozと14ozを長期間使用

私が長く使っていたのがWinningです。

8ozはサンドバッグやミット打ち、14ozはスパーリングで使用していました。

Winningは決して安いグローブではありません。

それでも、本格的にボクシングを長く続けるのであれば、私は購入候補に入れます。


Winning 8oz|パンチがどう当たったのか分かりやすかった

Winningの8ozでサンドバッグやミットを打っていて良かったのが、拳に伝わる感触です。

拳のどこに当たったのか。

どのような角度で当たったのか。

パンチの力がどう対象物へ抜けていったのか。

そうした細かな感覚を確認しやすいと感じていました。

単に強く打つためではなく、パンチを正しく当てられているか確認するためにも重要な感覚です。

パンチ力が生まれる仕組みを元プロが解説


Winning 14oz|スパーリングでも長く使えた

14ozはスパーリング用として使用しました。

試合前のスパーリングでも使っていましたが、拳への負担について大きな不満はありませんでした。

さらに印象に残っているのが耐久性です。

私は約10年間ボクシングを続け、そのうち約7年間プロとして活動しました。その間Winningを使っていましたが、きちんと手入れをしながら使うことで長期間使用できました。

もちろん、すべての人が同じ期間使えるわけではありません。

それでも私の経験では、価格は高くても、本格的に長く使う価値を感じたグローブです。

Winningのグローブを見る


REYES(レイジェス)|Winning以外で実際に使った本格派

私はREYESのグローブも使用しました。

購入した理由の一つは、当時Winningをすぐに入手できず、グローブがすぐに必要だったからです。

実際に使用した印象では、打ちやすさや耐久性、拳への負担などに大きな不満はなく、全体的にクオリティの高いグローブだと感じました。

ただし価格は安くありません。

フィットネス目的の初心者というより、本格的にボクシングを続けたい人が検討するグローブだと思います。

REYESのグローブを見る


ISAMI・PRIZE RING|本格的に始めるなら候補にしたい

WinningやREYES以外では、ISAMI(イサミ)やPRIZE RINGも候補に入れます。

理由の一つが、プロボクシングの公式戦でもグローブが使われていることです。

本格的にボクシングをするのであれば、先ほど説明した拳に伝わる細かな感覚や本番環境とのつながりも考えて、こうしたブランドから練習用グローブを探す方法もあります。

ただし、私はISAMIとPRIZE RINGについては実際に使用していません。

そのため、WinningやREYESと使用感を比較したり、どちらが優れていると順位を付けたりはしません。

ISAMIのグローブを見る

PRIZE RINGのグローブを見る


キックボクシング・ムエタイならTWINSも候補

私がボクシングを始めて、最初に自分で購入したグローブはTWINSの8ozでした。

理由は価格です。

当時はWinningが高価だったため、ネットで購入しやすかったTWINSを選びました。

実際に使ってみると、打ち心地や耐久性に大きな不満はありませんでした。

ただ、今の私が純粋にボクシングを始めるなら、別のブランドも検討します。

TWINSはタイのブランドで、キックボクシングやムエタイを始める人なら現在でも購入候補です。

TWINSのグローブを見る


安くキックボクシングを始めるならZHENGTU

現在、私自身がキックボクシングジムで使用しているのがZHENGTUです。

実際に使っていて感じるのは、

  • 比較的安価(レガースとセットでも安い)
  • ネットで手軽に購入できる
  • 使いやすい
  • デザインもいい
  • 価格を考えれば品質にも大きな不満がない

というところです。

もちろんWinningなどの本格的な競技用グローブと同じ基準で比較するものではありません。

ただ、

「キックボクシングを始めたいけれど、最初から高価なグローブを買うのは迷う」

という人には、手軽に始められる選択肢だと思います。

私自身も現在使っているので、今後耐久性などについて気づいたことがあれば追記していきます。

ZHENGTUのグローブを見る


結局どれを選ぶ?目的別に比較

最後に整理します。

目的私なら検討するブランド
安くフィットネスから始めたいBODYMAKER
有名スポーツブランドから選びたいadidas・Reebok
フィットネスから本格派まで視野に入れたいVENUM
本格的にボクシングを続けたいWinning・REYES
本番環境も意識して選びたいWinning・REYES・ISAMI・PRIZE RING
キック・ムエタイを始めたいTWINS
安く手軽にキックを始めたいZHENGTU

グローブ選びで大切なのは、「初心者向け」という言葉だけで決めないことです。

フィットネスなのか、本格的にボクシングをするのか、キックボクシングなのか。

そして、どのくらいの頻度で使うのか。

高いグローブだから正解ではありませんし、安いグローブだから初心者向けとも限りません。

自分が何をするために使うグローブなのか。

まずそこを決めてから選ぶのが、最初の一双で失敗しにくい選び方だと思います。

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この記事を書いた人

元プロボクサー。
自身のリングでの経験をもとに、ボクシングの試合結果や注目選手の解説や戦評を行っています。
主に後楽園ホールの興行を中心に、一応元プロの目線から勝敗を分けたポイントや技術的な見どころを徹底解説中。

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